こんなことを書くと理想主義者の綺麗事のように思われても仕方ないのだけど、ここ数年、もう愛しかないんだろうなあ、と確信を深めている。
個人の人生にしても。この世界、宇宙全体にしても。もう答えは愛しかない、のだと思う。
多くの物語が、広い意味での愛(友情とか絆とか思いやりとか共感とか優しさとか)を「答え」に終わることもそう。リアルな生活の中で、結局愛を動機としたことしか本当には伝わらない、届かない、と痛感させられることもそう。
科学、医学、文学、社会学、心理学、哲学、宗教…… 分野を越えて、さまざまな賢人たちが同じようなことを言っている、共通の〈地下水脈〉を感じさせられることだってそう。
そして心の底から満たされるとき、幸せを感じるとき、私はいつもそこに何を見出してきたのか。
そういう、これまであちこちで教わってきたこと、考えてきたことが、このドキュメンタリーにぎゅっと詰まってた。
もっと観られるべき作品だと思うし、Netflixとかでも配信されてほしいな。
(こういう作品が「スピリチュアル」と偏ったカテゴライズをされてしまうの、やるせない…)
人類の長い歴史のうち、ほんの少し前まで、たとえば紫外線やX線の存在を誰も知らなかった。地球は平面で、天動説が信じられていた。
今の私たちだって、きっとまだまだ何も知らない。見えていない。
いつか、人間の感情や思考、愛に、私たちが感知できない何か大きな力が秘められていることが証明される日もくるのかもしれない。
科学と、科学では証明されないこと、どちらも大事にしていきたいね。
最先端のものと古来のもの。目に見えるものと見えないもの。それぞれに尊重したいし、過信しないでありたい。
誰が、何が、悪いのか。問題なのか。
誰が、何が、世界を変えられるのか。
I AM
というタイトルも大好きです。