エクストリームマン

しわのエクストリームマンのレビュー・感想・評価

しわ(2011年製作の映画)
4.2
バンドデシネの『皺』が原作。”老い”とそれに伴う困難や希望を扱った作品。 コメディタッチな描写もあるけど、恐ろしく、哀しい話ではあると思う。正直、未だにうまく消化できている気がしない。子供時代の美しい思い出の中に生きる老夫婦、かつて纏っていた栄華の思い出の中に生きる老婦人…彼らを「生きながらに死んでいる」と捉えるか、「そういう生き方もある」と捉えるかは観る者に開かれている。『ヤング@ハート』の様に、人生のどの時期に観るかによって見え方が変わる作品だろう