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劇場版 STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)負荷領域のデジャヴのJAMのレビュー・感想・評価

3.6
牧瀬紅莉栖好きなら間違えなく悶絶し堪らないであろう90分。
 
(今回のレビューは若干偏っています)
 STEINS;GATE (アニメ)を見た感想としては、本当に良く完成されたSFアニメといった感じだったので、劇場版は嬉しいけど一体あそこからどう広げるのだろうと不安はありました。其ほどまでに綺麗に整ったラストだった為に。実際見てみると描かれていたのはラストの後の世界。結論から言うと、プラマイ0にする為の物語である。本編開始15分までは紅莉栖ファンのサービスであろう展開や描写がされており、個人的には大満足であった。ほろ酔いで岡部に甘える様子は、もう眼福で感服だ。紅莉栖好きはもうこの時点で、この映画を見た価値を見いだせるだろう話を戻すと、本作はそんな紅莉栖の視点での主な展開となっている。主人公でありタイムリープの記憶を唯一鮮明に覚えている岡部が突如として存在ごと消失してしまい記憶からも消えてしまうのだ。更なる続編もあるのでは、と期待したが、そこはしっかりと90分に収めている。アニメと比べるとやはりやや急かし過ぎているというか物足りなく感じてしまうのだが。何にせよ、 STEINS;GATE好きなら見ておくべき一本である。
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