ついに手を出してしまった。
魔境に踏み込んだ、後戻りは出来ない。
名作と名高いゲーム、アニメであり、秋葉原には実際に墜落した後を再現したモチーフが一時期飾られていた。
秋葉原を舞台にした超有名タイムリープものの決定版と言ったところだろうか。
今作はアニメの続編として制作されている。
とりあえずアニメを観ない事には始まらないのでアニメ観た方向け。
アニメ未鑑賞組は踵を返してよし。
しかしながら、アニメなんか観てる暇はねーが映画は観てぇってやつがもしかしたらいるかもしれねぇ、そんなやつ向けにあらすじ記載しちゃうぜぇ。行間は空ける。
アニメあらすじ
自称マッドサイエンティスト、鳳凰院凶真こと岡部倫太郎はひょんな事から過去にメールを飛ばせる機械を発明してしまう。
それは過去を改変してしまうという理想の未来を創れる可能性があると共に時間を歪めてしまう危惧のある諸刃の剣とも言うべき代物だった。
そして岡部倫太郎だけは時間が歪んでも何故か干渉を受けない体質だった。
これらが如何にして岡部倫太郎及び周囲へと影響していくのか。
タイムリープものとは言うもののタイムリープを全面に押し出していないところが巧み。
ざっくりこんな感じ。
敢えてオチは言わないから先に映画観てから追うか、アニメ観てから追うかはご自身にて。
で、その続きなわけだけど、ゲーム未プレイな上、アニメからそのままこの作品を観たので何とも言い難いが、始めは蛇足だろうなと、アニメではラストが実際のところ、説明不十分で視聴者に委ねる終わり方だった。
では、単純な後日談なのかと鑑賞したら
想定の遥か上。
映画のあらすじ(核心はつかない)
何故か心の奥に引っかかる。
デジャブ。そんなものでは説明のつかない確信的な何か。知っているのに知らない、思い出せないけどそこに確かにあったもの。そんな何かを求めて…。
こんなの!
めちゃくちゃ面白いではないか。
最終的な展開は読めたし、それはどうなのかね、という場面もあったが、ほぼ問題なし。そんな事よりも見たいものがここにはあった。
何故に今まで敬遠していたのかがわからないがこれは名作だ。
以下、映画ネタバレ
何故かこの作品はキスさせたがる。
まぁ、それは置いておいて少年にいきなりお姉さんがキスしたら性癖ねじ曲がるぞ、おい。
逆にオカリンはずるい!いや、オカリンそこでそれはずるいだろ!そこスルーするのか?とツッコミを入れる準備をしていたらちゃんと回収する丁寧なつくり。
これも置いておいて、ハッピーエンド主義者ではないんだけど、どうしてもこの作品だけはハッピーエンドで終わってほしかった。
だから、アニメではもっとハッピーな終わりでも良かったと思ってた。
それなら、尚、この作品はハッピーエンドに然るべきだと。
そういう意味では満足のいく内容だった。
ツンデレクリスティーナもたくさん堪能できた。
しかし、何千年前とか何千年後とかいう描写の意味は結局わからずじまい。
理解力がなさすぎるのか。
最後に主題歌もぴったり。