このレビューはネタバレを含みます
予告のイメージと大分違う。
ゲームのモブキャラが自我に目覚めて実は悪党を倒せる程の潜在能力を備えてて、ふとした事で助けたヒロインと生ぬるい恋愛をして、めでたしめでたし。
なんてことは全くない。
似た作品と比べようとも思ったけど、エンディングが特殊だったからやめた。
もっと奥深いテーマが秘められていると思う。
もし、自分がプログラミングされた行動に従う人工知能だと知った場合、どう思うんだろうか。
まぁ、人間の一生も生から死までの一方通行。もしかしたらプログラミングされているようなものかもしれない。
ライアン・レイノルズがとにかくいちいち全部ずるい。
特に表情がうますぎる。感情移入してしまう。
他の役者も文句なしにとても良い。
ちょこちょこ刺さる台詞もあってなんか気に入ってしまった。
何より小ネタが存分に仕込まれているのがたまらない。
こんなの展開はご都合主義かもしれないけど、熱すぎる。
終わり方も何とも言えない複雑な気持ちながら何より人間らしい選択。
今この瞬間を生きているのがリアルであり、自分の人生なんだということ。
小ネタを拾いにまた観てもいいかもしれない。
ここまでネタバレなし。
以下、あの音楽が流れるネタバレ。
ロックバスターからのキャプテン・アメリカ、そしてライトセイバー。
ディズニー系だからできたのか?
無駄に贅沢なコラボが胸アツ。
クリス・エヴァンスも登場して他にもカメオで有名な俳優が出ているらしい。
パンフレットが売っていなかったのでその辺拾えてない。
最後のシーン、実は自分の恋愛感情がプログラミングされたものなのではと気付いた時のあの表情と決断に心揺れたけど、親友との再開で全部チャラ。
警備員のおっちゃんが一番の立役者。
エンディングの音楽もいい曲ばかり。