このレビューはネタバレを含みます
シルビアクリステルのエマニエル夫人
1974年、原作エマニエルアルサン。監督ジュストジャカン。
70年代に生まれたヒット作品として日本では話題を振りまいた本作。
私はリアルタイムは知らぬ世代。
竹のような椅子にシルビアクリステルが腰掛けているポスターは、有名。
本作より、あまた恐ろしい数製作された亜流作品の数々をビデオ屋で見ていた。
エマニュエル夫人
東京エマニエル夫人
新エマニエル夫人
ブラックエマニュエル
等々
勿論有名なテーマ曲も聞いたことありました。
だがしかし、肝心の中身は知らぬ触れたくても触れられず。ある意味甘味なトラウマゾーンでありました。
という事で、2013年前半は、ホラー映画とロマポルしかみていない、かつてない、偏りすぎな私です。が、今や80円コーナー二週間レンタルの本作に挑戦しようかなと思い借りたしだい。ユニバーサル、スタジオカナルレーベル鑑賞となりました。
鑑賞後、
一時間ほどあるドキュメンタリーの特典映像を見て、あとわりに沢山のレビューを見てWikiで調べてみました。
まあ物語は正直、エロチック作品に物語を求めてもなぁという事より
どんだけ
「官能的か!エロス刺激があるか」
という事でいうとかなり官能的にムラムラしたというのは事実でありました。
なるほどこれが
異常にヒットし
女性に受けた?!
カップルで見た?!(カップルでミルカァ)
性の解放だぁとか
シルビアクリステルこないだ亡くなったのかぁとかいろんな感慨がわきました。
要はその当時の熱狂ぶりを知りたくなりました。そして調べました。
物語は、まさしくエマニエル夫人のハイソ亭主の赴任先タイ。そこで許され解放体験する性の手ほどき。さてその幾末は?みたいな内容であります。
何が本作の魅力だろう?と考えますと、
主演シルビアクリステルが美しい。というのはありますね。まず。スレンダーな美しさ、絡みがございます。
そして撮影の綺麗さ、タイの暑さ、妖艶なセクシーシーンがあります。
そしてそしてあの素晴らしいテーマ曲
これサントラ輸入も無いんですね。国内も廃盤。
いやー耳にめちゃ残りました。思わず鑑賞後、少し口づさんでしまいました。それほど素晴らしい音楽でした。サントラどこか発売してください!
70年代のニューシネマの気風の一つ
規制を取っ払う表現
にある意味挑戦したんでしょうね。監督、プロデューサーの方は、、、。
打倒!マーロンブランドの狂った一室性交ダンス「ラストダンゴインパリ」を抜くような興業作品を作るという意図があったようです。
原作の映画化取得
女優探し
ロケ先タイでの顛末
監督がCM出身の素人だけにある意味挫折感漂う現場(監督がクローズアップやミディアムショットが撮れずに撮影終わるとか)
追加撮影の顛末
アランキニューの悪口とか。現場での反発が揉め具合。
現場の大混乱ぶりがよーく伝わりましたが、原作のモチーフをしっかり表現し、それがヒットしたんでしょうね。
原作は、もっとハードな描写があったようですね、蛇を絡めた絡みがあるとか、、、。それは脚本でカットしたそうです。
本作メガヒットして続編は、日本から出資があったそうです。ですが、ファーストは超えられないですが、恐ろしい数の世界中亜流作品だらけになるんですね。
エロチック映画の基礎作品になったようです。なるほどなぁ!
飛行機内のエロチックシーンは、編集の女性の方が、トリュホーの「二十歳の恋人」から参考にしてクローズアップを入れたそうです。確かに素晴らしいシーンでございました。
さて
一大センセーショナルを巻き起こした
女性も見れる?
シルビアクリステルのエマニエル夫人
ぜひどうぞ!
「♪レゾレレゾレレゾレ、、、エマニュエエェル」
余計な理由
あまたある亜流作品に 比べたら星4つかなと。