映画好きのCarlっていう人

ウォールフラワーの映画好きのCarlっていう人のレビュー・感想・評価

ウォールフラワー(2012年製作の映画)
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思春期真っ只中ティーネイジャーの心情を細かく描いた作品。ほとんどの人が主人公のチャーリーに感情移入できるのではないかと思う。少なくともおれはした。とても。多分後々見直してあの悩みが尽きなかったビタースイートなハイスクール時代が恋しくなるだろうな。

エマワトソンが可愛い。ハーマイオニーより好きかもしれない。そのエマワトソンとキスできる仲になれるのは少し出来過ぎだと思うけれど(jelous)それ以外の彼にとっての幸せってただの”日常”だったりする。ただ仲間とくだらないことをして毎日を過ごすっていうのが”青春”なんだなと思う。過去、恋、友情、人気、家族、そして自分。この映画はまさに青春映画の代名詞とも言える。

デイビッドボウイの"HEROES"を流しながらトンネルの中、トラックの荷台に立ち、風を感じるシーンは名場面。どこへ続くか見えない暗くて狭いトンネルは青春、高校生活のメタファー。思春期の子供が見たら何か一歩を踏み出せるし、大人が見れば甘酸っぱい青春を思い出させてくれる、そんな映画であると思おう。

Ezra Miller扮するパトリックが優しくて面白くてすごくよかった。友達になりたい…