このレビューはネタバレを含みます
全てを消し去る凄腕の掃除屋プレデターのザ・クリーナーとプレデターのDNAを取り込んだ新種のエイリアンのプレデリアンの戦いを描いた【エイリアンVSプレデター】の続編。
とにかく、全てが大雑把。
登場人物のキャラクター造形が大雑把で全く感情移入できないし、【エイリアン】【プレデター】両シリーズへのオマージュも大雑把で全く好感が持てません。
ついでに、ザ・クリーナーの仕事っぷりも大雑把で、証拠を消したり証拠を作ったり、行動に一貫性がありません。プラズマ・キャスターの二刀流やレイザーウィップなど、装備が無駄にカッコイイだけに残念です。
みどころは、老若男女問わず殺しまくりるエイリアンの惨殺シーン。妊婦に大量の卵を流し込み、腹を食い破りまくるシーンは必見。
真夜中の学校のプールに男を誘い出すようなヤリマン女は死んで当然と言わんばかりの、ひとりだけ防弾チョッキを渡されず、プレデターの巨大な手裏剣で串刺しになるヒロインの死にっぷりもたまりません。
画面を暗くし粗を隠し、収拾がつかなくなると全てを爆破。【エイリアンVSプレデター】シリーズに終止符を打った監督のストラウス兄弟の方が掃除屋プレデターより凄腕だと思いました。
プラズマ・キャスターを手に入れた湯谷社長が姿を現すラストシーンで続編を匂わせる悪あがきも秀逸。どうでもいいわ。
