このレビューはネタバレを含みます
2014年鑑賞
地球温暖化防止のため「CW7」っていう薬品を世界78か国で散布したら、薬が効き過ぎて地球全土が雪と氷に覆われてしまい、氷河期になっちゃったっていうw
そいでそこから17年経った。
寒さに弱い生き物である人類は、数千人を残して死滅していた。
どうにか生き残った僅かな人類は、「スノー・ピアサー」と呼ばれる列車の中で、世界中の路線をグルグル回りながら生活していた。
この列車は何十輌も連なっていて、永久稼働エンジンみたいなので動いている。
一年をかけて世界の線路を一周する。
食料も列車内で生産してる。
そして最後尾から先頭に行くに従い、車輌ごとに人間がランク分けされていた。
完全な格差社会を、元の現実社会と同様にこの列車内に造り上げていた。
貧困層の食事は一日一回のみで、毎食「プロテイン・ブロック」と呼ばれる、固めの茶色い寒天みたいなやつだけ。
支配層の食事はステーキ!一日に何食喰ってんのかは知らないw
途中でこの「プロテイン・ブロック」の原料が判明するんだけど…
ジュノやめろ!アホかポン!どんな映像を見せるんだよ!
もうこれだけで、支配層の奴らは万死に値する。
この列車の最後尾に暮らすクリス・エヴァンスが、仲間たちの力を借りて下克上するっていうお話。
とにかく、ティルダ・スウィントンが素晴らしい。
この女優がどんだけ優れた役者なのかを痛感する映画。
そしてポン・ジュノ作品なので、ガンホ先輩も出てる。
安定の、いつものガンホだったw
何度でも観れる傑作です。