Vincent

スノーピアサーのVincentのレビュー・感想・評価

スノーピアサー(2013年製作の映画)
3.8
ポン・ジュノ監督のハリウッド進出作品。

2014年に地球温暖化対策のため。各国が世界に散布したCW-7という薬品のため、地球は予期せぬ氷河期時代に突入。
2031年、生き残った生存者達はスノーピアサーという列車の中で暮らし、地球上を走り回っていた。
列車の前方は上流階級、後方は下層階級の人間達が完全に分断され、階級社会が形成されていた。
下層階級で暮らすカーティスはそんな生活を打破するために反乱。自由を目指す。

面白い設定で世界観も斬新だったが、ツメの甘い部分が多々あり、最後まで面白いかと言われたらそうでもないかも。

列車でグルグル回らなきゃいけない理由が明確でない事が一番の原因かな。

キャストはなかなか素敵で、主演のCエバンスはキャプテン・アメリカ🇺🇸とは全く違う役作りで、最初は誰だか分からなかった💧
Tスウィントンは異色のメイクで憎たらしい上流階級の総理を熱演。
これも最初分からなかった💧

後方車両の指導者ギリアムを演じたJハートも流石の存在感。
もちろんEハリスも。

列車内の描写は個人的に好きで、トンネルでの暗闇や外界の雪景色など対比がキレイだったし、車両内での戦闘も狭い空間を活かしたシーンだった。

エンディングシーンは何を示したかったのかな。
考えさせるようだけど、ふむ?
という感じ。

大きな期待を持たずに鑑賞が良し。
Vincent

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