映画狂なら見て損はなし。昔の映画とのリンクさせるシーンや彼らの映画の当てっこに思わず参加してしまう。
大人になっても子供の心のままというべきか。むしろ、ちょっと大人の気配をもって危険な遊び。それでも彼ら双子の魅力、もしくはイザベルの掴み所のない魅力に惹きつけられていく。恐らく繊細が故、自分たちの世界を確立させていく。
社会に不満があるのに自分たちの世界から抜け出そうとしないでいる彼ら。もしかしたら、それを矛盾していると言い放ったムシューに対する姿勢が最後のシーンなのか。かといって暴動がなにかを動かすきっかけになるのかというのは父親の意見によって問いかけられる。
親の心理がまたわからないところ。
エンドロールは逆再生のように上から降りてくるのも含め最後まで凝っていた。
