平沢智萌xxxネタバレ気味注意

生贄のジレンマ 上の平沢智萌xxxネタバレ気味注意のレビュー・感想・評価

生贄のジレンマ 上(2013年製作の映画)
4.0
三部作になる映画の1巻目です。
この上巻は個人的には比較的面白かったです。
起承転結の主に「起」が提示され「承」になり、
最後に「転」が露になり中巻へ続く!という流れ。

しかし見せ方は思いっきりバトロワを模倣しすぎ。
一人死ぬと、その人物の「将来の夢を語った映像」がインし
この人は将来こういう夢を持っていたんですよ~
でも死んじゃいましたー、可哀想でしょ?ほら、切ないでしょ?!
・・・という押し付けがはんぱなく見えてきて少しうんざり。
そういう方法を取って押し売りにように見せ付けていかないと
感動(?)しないような物語なのか・・・と思えたり。

また、こういったパニック的な現実に出会わないので
実際にはどうなのか分からないし、
客観だから「あれ?」って思うことがあるんだろうと思うが
根本的なルールとして一番大切なルールを
学年全体が「ないこと」にしている点で「おかしい」と思った。
とりあえずは「誰かが生贄になれば全員助かる」という提示もあったのに
「どうせ誰も生贄になりたくないでしょ?」という固定概念の元
投票システム使用により一人一人が犠牲になっていく。

・・・これだけの人数が居ながらにして、誰一人として
自己犠牲精神を持たない人間ばかりというのも違和感すぎるが
逆にある意味自己中精神な人間ばかりだからこそ
実行されたゲームであるとも言えるか・・・、と感じた。

キャラについては、ぶっちゃけ
「仮面ライダーWのヒロインとアクセルの人が出てる♪」
と、それ以外に花も個性もキャラ性もなにもなく、
ただただ平凡で魅力のかけらもない。
「誰が主人公か」は分かるが、「誰がヒロインか」が分からないw
でもって肝心の主人公がクラス中の恋の的なのかなんなのか
最初から何故か一目置かれている人物すぎて
「え、なんで?」とその設定も映画では全く分からない。

分からないことだらけ、不思議だらけだけど
そこに理由を求めてしまうと話し自体が滞ってしまうので
何も考えずに与えられた設定は「そうなのね;」と
とりま受け入れて見るしかないのが、面白さを半減させてる気はする。

穴はなんなのか、とか。
どういうシステムなのか、とかw