タカミ

わたしはロランスのタカミのレビュー・感想・評価

わたしはロランス(2012年製作の映画)
5.0
ドラン監督作品は2作目。
女性になりたい男性とその恋人の10年にわたるラブストーリー。
ちょっとズレてる感想だけど、ヒロインがシワシワでボサボサでダルダルでも恋愛のリングで堂々と戦っているのに強い衝撃を受けた。
日本ならBBAと言われ恋愛のリングから強制退去の上、無限の彼方へ!
恋愛先進国フランスよ🇫🇷
綺麗に撮られようとせず演技に集中した結果だろうか『わたしはフレッド』になった。(ロランス食った)
久しぶりの再会でどっちみち終わってたと思うなんて言われたら10年ドブに捨てた気分になるけど?
ロランスは一言多くて人生複雑にするタイプ。
じゃあ出会わなければ良かった?の答えが、江國香織のコメント「ここには豊かな哀しみがある。哀しいのに幸福感のある映画。人生とおなじだ。」そうかーそうきたかー。
それであのラスト。
結果エンドロールで流れる『Let’s go out tonight/Craig Armstrong』を繰り返し聴き泣いている😭😭
お得意のシャッターを切るような映像と音楽で心情を表すスタイル。
逆に新しい。
どんどん新しくなるのかな🤔
ドラン監督の今後が楽しみ。
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