このレビューはネタバレを含みます
いよいよタイトルの怪異がどうでも良くなってくるシリーズ第四作。
面白い、とは聞いていたものの、ちょっと期待しすぎたのか少し拍子抜けしてしまった。
「ここからはノーカットでお届けします」の注釈が作中ビデオの注釈であるのは分かるが、『カメラを止めるな』のような長回しワンカットが見れるのではと思っていたところ、早々に暗転して編集点が逆にわかりやすく萎え、挙句に切り絵の工藤たちが異世界らしきところでバタバタしているところに至ってはあざとすぎてちょっと冷めてしまった。
真壁先生のとんでも能力は、まぁ白石監督作品ではよくあるやつの範疇なので最早ツッコんでいる方が野暮ですらあるが、コワすぎシリーズとしてはこれまでのシリーズで見られた工藤の怪異相手の掟破りの立ち振る舞いが見られない要因にもなっており、ちょっと残念。