ルナ

シャーク・ウィークのルナのレビュー・感想・評価

シャーク・ウィーク(2012年製作の映画)
2.6
パッケージにも書いてある通り、サメ映画版の『SAW』みたいな作品。
孤島に拉致された参加者たちが、ハーモニカサメおじさんによる、サメを使ったデスゲームに強制参加させられ、生き残るために戦うといったもの。

良かった点としては、まず色々な種類のサメが出てくること。ただし、サメと対峙する場面はかなり暗い洞窟のようなところが多く、画面は暗いのでかなり見えにくいです。
また、ちょっとしたサメ知識も教えてくれる為、動物雑学がほんの少しだけ豊かになります。小さじ一杯程度に、本当にちょっとだけです。
あとは参加者が死んだ際の演出は結構好きでした。

悪い点は、展開が平坦過ぎてつまらない事。サメと対峙する→仲間一人が犠牲になりサメを倒すという流れ、基本これの繰り返し。飽きます。味がないガムずっと噛んでる気分でした。
また、デスゲーム系映画の醍醐味の一つだと思いますが、「参加者達が拉致された理由」も割と序盤であっさりと開示されます。しかも、これが結構理不尽な理由でして、可哀想に思える参加者もいました。
あとは、CGの出来もかなりお粗末で笑えます。合成感丸出しなのは何とかならんかったのか……。

一番好きなのは、内陸部へ逃げたデスゲーム参加者達を、無理矢理水の中へ落とすため、謎技術で作られた地割れギミック。
まぁ、うん。サメを使ったデスゲームしたいんだもんね……。ぶっ飛んだサメ映画ばっか観てると忘れがちだけど、普通陸上ではサメは活動出来ないからね、しょうがないね……。

この映画、正直、地雷原での女性同士のバトルが一番面白かったです。
ルナ

ルナ