明石です

MAMAの明石ですのレビュー・感想・評価

MAMA(2013年製作の映画)
1.1
行方不明になって5年間、森を彷徨い野生化した2人の女の子が救助される。どうやら女の子たちは「ママ」という不可解な存在に守られており、常人には見えない何かが見えているらしい…といったお話。効果音がとても大きな映画でした。ドンッ!!びっくり!以上!

野生化した子供たちの行動が予測不可能で、序盤はけっこう怖い。あと「ママ」とやらの正体にも興味をそそられる。幼少期の親の不在によって、子供たちが多重人格的にママを生み出してしまったのか?それとも何かの怨念?というミステリー展開はわりと好き。そのあたりのストーリーがしっかり描かれてれば良作になれたかもだけど、結局はSE頼りのチープな効果音ホラーでした。そしてラストはCG任せの強引な演出。この映画は1から10まで技術に頼ってばかり、脚本を誤ってシュレッダーにでもかけてしまったのでしょうか。

こういう映画を作る人間は「観客を何回驚かせられるか」しか考えてないのかな。脚本をかなぐり捨てて効果音に頼るしかないなら、はなから映画なんて作らないでほしい。こういうSE一辺倒の作品がホラー映画を駄目にする、、ホラーファンとしては悲しいかぎりです。2010年以降のホラー映画はもうしばらく見ない。

とにかく大嫌いな種類の映画なので、まともなことを書く気にはなれません。いつしかこの世から効果音ホラーが絶滅してくれることを祈って、超低評価つけときます。まあ正直☆1もつけたくない出来ですが。
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