このレビューはネタバレを含みます
ストーリー:★★★★☆
キャラクター:★★★★☆
映像:★★★☆☆
音楽:★★★★☆
『ハロウィン』シリーズ第9作目。
1作目のリメイク。
個人的には今までの作品の中で一番よかったんじゃないかなと思った。
なぜなら、ブギーマンことマイケル・マイヤーズ(タイラー・メイン)の幼少期の話を描いていたからだ。
彼がなぜ殺人鬼となり、ローリー(スカウト・テイラー=コンプトン)を執拗に追いかけまわすのか、その答えがようやくわかる。
彼は劣悪な家庭環境の中で、ローリーを唯一の希望として捉えていたんじゃないかな。
だからこそ、マイケルはローリーを殺さず、最初に幼き日のツーショットの写真を見せた。
それでローリーがマイケルのことだとわかったとしても、その後で彼の殺人が止むかといったらわからないけどね(笑)
まあ、写真に写ってるローリーは赤ちゃんだから、当然マイケルのことを覚えているわけもなく、近くにあった包丁で刺されてしまうんだけど。
それで、マイケルは唯一の希望を失ったから、心置きなくローリーを殺そうとしたんじゃなかろうか。
なので、過去シリーズを全部観ていると、これまでストーリーやキャラクターでわからなかった部分が補完されているから楽しめると思う。
さらに、今回はスプラッター要素も増え、ジャンプスケアもあり、ハリウッドのホラー映画の定番感が強かった印象。
ちなみに、『ハロウィン4』と『ハロウィン5』でローリーの娘であるジェイミーを演じたダニエル・ハリスが、今作ではローリーの友達アニーを演じているという不思議な縁(笑)
そんなわけで、過去作を観てきた人には特に観てもらいたい作品でした。
それにしても、今作でローリーを演じたスカウト・テイラー=コンプトンの叫ぶ演技がやかましいのなんのって。
過去シリーズで一番叫んでたよ。
絶叫女優とはまさにこのこと(笑)
(2023.4.15追記)