よーすけカサブランカス

パトリオット・デイのよーすけカサブランカスのレビュー・感想・評価

パトリオット・デイ(2016年製作の映画)
4.1
テロに対しては「愛」でというのはありふれてはいるが、今のあの国にはかなり深刻な言葉だからまあいいとして(まあ今はどこの国でもそうか)。本当にベタに感動したのは足を失った夫婦が同じコースを走ってゴールして抱き合う場面と、犯人の車から脱出した実際の中国人男性が国に対する愛を語る場面だった。
あとは何といっても住宅街での夜中の銃撃戦の凄まじさ。爆発の恐ろしさというものをこの監督はバーニングオーシャンでも撮っていたが、今度は人工の爆発というわけである。
そして豪華キャストのなかで容疑者の妻を尋問するアラブ系の捜査官の迫力がかなり輝いていた。会話の節々に挟まれるAre there more bomb?には唸った。