ハッピーアイスクリーム

パトリオット・デイのハッピーアイスクリームのレビュー・感想・評価

パトリオット・デイ(2016年製作の映画)
3.8
2013年に起きたボストンマラソン爆弾テロ事件の発生から犯人逮捕までの実話をリアルに描いたクライムサスペンス。

『ローン・サバイバー』『バーニング・オーシャン』と、これまでにも実話をモデルに映画化してきた、ピーター・バーグ監督とマーク・ウォルバーグが3度目のタッグを組んだ作品。

事件のことは日本の報道でも取り上げられていて知っていましたが、犯人逮捕に至るまでがこれほどまでに壮絶だったとは知らなかった。
相当徹底した取材をしたのか、あるいは多少の脚色もあるのかも知れないけど、事件の裏側までをリアルに再現していて、臨場感と緊張感の溢れるサスペンスに仕上がっていると感じた。

配役も僕好みのメンバーで良かった。
マーク・ウォルバーグ、ケビン・ベーコン、ジョン・グッドマンが1つの画に並んでるの見るだけでもテンション上がる。
またJ・K・シモンズがおいしいところを持っていく。

ただ、これだけ丁寧に事件の真相を描いていたのに、最後はなんだか映画的に美化したまとめ方な気がして、個人的にはあまり伝わらなかった。

“悪魔に愛は奪えない”

愛の力だけで平和な世界になるとは思わないけど、悲しみや苦しみを癒して前に進む力にはなってほしい。そう願います。