怨念大納言

パーフェクト・トラップの怨念大納言のネタバレレビュー・内容・結末

パーフェクト・トラップ(2012年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

匠の技再び!
続編の存在を教えて頂きましたので、視聴。

前作の窓カミソリや受話器針にあった地味な嫌らしさが減退した代わりに、非常に大規模になった匠の技。

前回が急拵えのインスタントピタゴラだったのに対し、今回はホームグラウンド。
本領発揮といった所だろう。

この辺は好みの別れる所。
地味ながら緊張感に満ちた前回も素晴らしかったが、同じ事をやっても仕方がない。
私は、派手な本作の方が好き。

派手なシーンはとことん派手。
人間草刈り機でクラブの客を大量虐殺したり、プレスしてぺしゃんこにしたり。

また、主人公がトランクケースの中から外を覗くシーンは地味だが大好き。
断片的な映像で残酷描写を見せるのはゾクゾクする。
江戸川乱歩の黒蜥蜴で、死体が発見されるシーンのよう。

無口な職人タイプの匠。
薬漬けの擬似ゾンビ、飛び出すアイアン・メイデン、侵入者探索タランチュアトラップ!
戦闘力も抜群で、マスクもいけている。

逆光の中、愛犬二匹と共に登場するあのカリスマ性。
ロブハルフォードみたい!

殺人鬼は無口でないとなー。
面白かったです。
怨念大納言

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