このレビューはネタバレを含みます
かつて反体制活動に身を投じた学生たちの30年後の話。内容や展開は地味ですが、出演者が豪華という面で楽しめました。ロバート・レッドフォードが77歳の時の作品、愛娘の人生を守るため、無実を証明するために逃亡する役とはいえ、走る姿が苦しそうで少し痛々しい感も。
(あらすじ)
ベトナム戦争反対を訴え連続爆破事件をおこした過激派グループ「ウェザーマン」、全米を震撼させた彼らはその後忽然と姿を消した。
30年後、元メンバーの1人(S・サランドン)が突如逮捕される。新聞記者のベン(S・ラブーフ)は、再び注目された事件を追ううちにある人物にたどり着く。その人物は、愛娘を育てながら穏やかに生活する弁護士のジム・グラント(R・レッドフォード)、だが実は銀行襲撃と守衛殺害の容疑で指名手配されている元ウェザーマンの一員だった。
愛娘を弟に預けて再び逃亡するジム、追うFBI。しかし、新聞記者ベンが調べを進めていくうちに、30年間の逃亡と過去の事件の真実が明らかになっていく。
(メモ)
いま公開の「シカゴ7裁判」、アメリカ政府によって逮捕された7人の活動家の釈放を要求して警官隊と衝突したのが「ウェザーマン」の始まりとされている