Taka

ランナウェイ 逃亡者のTakaのレビュー・感想・評価

ランナウェイ 逃亡者(2012年製作の映画)
3.3
ベトナム反戦学生運動から生まれた過激派「ウェザーマン」が銀行を襲撃し、警備員が殺害された。
30年後、逃亡していたメンバーの一人が遂に逮捕される。
自分の身も危ないと悟った弁護士(ロバート・レッドフォード)は娘を弟に預けて逃亡する。
真相を突き止めようと頑張る地方紙の記者(シャイア・ラブーフ)とFBIが弁護士を追うが、弁護士には目的があった…

という、昔の学生運動は現代の過激派のテロとは違うんだぞ!的な言い訳映画。
レッドフォードが監督・主演を務める。
若気の至りを間違いだったと認められる勇気は忘れていないようだ。

邦題がダサ過ぎるが、レッドフォードのメガホンで何やら高尚な作品を観せられているような気分になる。

レッドフォードが監督だからなのか、キャストも豪華。
次から次へと知った顔が現れるのに驚愕。

地味な作りだけれど、レッドフォードらしいスマートで硬質な作品。
だが、本来、信念とか挫折とか体制とかの話の筈が、結局のところ「愛」で全てをうやむやにしているのが残念ではある。
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