モールス

いつか、きっとのモールスのレビュー・感想・評価

いつか、きっと(2002年製作の映画)
5.0
ある揉め事で母娘が傷害事件を起こし、逃亡することになります。その様子をロードムービーとして、まとめた作品です。
舞台は南仏の田園地帯で圧倒的な景観美は、今まで観たどのロードムービーよりも魅せられました☆本作の冒頭で花言葉が紹介されるのですが、一つ一つのシーンに合うように花が映されるところは素晴らしいの一言でした。
イザベル・ユベール演じる主人公の繊細な表情の変化も見逃せないところで、しなやかな彼女のイメージにピッタリきてると思いました(^-^)
このロードムービーの最終目的は、彼女が昔産んだ息子と別れた亭主に会うことでした。
過去と向き合うことにより、新たな人生が見えたシーンは旅の終りに相応しいと感じ入りました。
最初の傷害事件はどうなったのか、突っ込みどころもあります。それを差し引いても個人的には満足した作品です☆
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