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トランス・ワールドのOiwoのネタバレレビュー・内容・結末

トランス・ワールド(2011年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

【感想】
面白かった。こういうタイムリープ系、パラレルワールド系は好き。最初の強盗に襲った店の金庫が原因だったとは・・・
結局、あの金庫はジョディが開けたことで、自分がどうしてこういう人生になってしまったのか、その結果、どんなことになってしまうのか認識させ、改める機会を与える為の装置?
ジョディの人生を変えるチャンスを与えるだけなら、サマンサだけいれば良かったはず。
でも、未来の自分の息子トムが現れたのは、ジョディが自分で改心したいと、もしこのままの人生を歩んだら不幸な子を産んでしまうと思わせる為?
全員がまさか、血縁者だとは思わなかった。無理がある設定だけど、良く出来てると思うし、面白かった。

【ストーリー】
ある小屋に迷い込んだ3人の男女。
小屋から脱出しようとするが、どこまで進んでも結局、小屋に戻ってしまう。
そして、近くを探索すると、防空壕を発見。その中には1940年代のポーランドの地図が。
更にお互いの素性を徐々に話していく内に、少しずつ相違点が現れてくる。
トム・・・今年は2011年だと思っている。こよ場所はサウスダコタだと思っている。
ジョディ・・・1984年と認識。ニューハンプシャー州。
サマンサ・・・1960年と認識。場所は2人とは違う場所だけど忘れた。
またそこに、更にドイツ人の男性が現れてきた。
なぜ、そこに違う年代、場所の人が集められたのか?そして、ある真実が判明した。彼らは皆血縁者で。ドイツ人はサマンサの父親のハンス。ジョディはサマンサの娘。トムはジョディの息子であった。
ジョディが強盗に入ったコンビニの金庫を開けたら恐らく、不可解な現象になった。ジョディがさんな人生を歩まないようにチャンスを与えた。
ハンスが戦争で死ななければ、サマンサの母も死なずに済む。→サマンサが出産の時、周りに誰もいなかった為、対応が遅れ死んでしまうので、母が近くにいれば、サマンサは死なずに済む。→ジョディの両親は死んでいなかった為、父の祖父母の元で育つが、満足な教育を受けられず、グレてしまう為、サマンサが死ななければ、ジョディも真っ当な人生を歩むことができる。→トムはジョディが強盗殺人で死刑にされ、血縁者がおらず、1人寂しい人生を送るが、ジョディが真っ当な人生を送れば、そんな思いをせずに済む。(でも、そうなると恐らくトムは産まれない?)
そして、未来を変える為、皆でハンスを生き残らせることに成功。
そして、ジョディの未来は変わり、サマンサと平穏な人生を送っていた。
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