レアリテ男爵

湿地のレアリテ男爵のネタバレレビュー・内容・結末

湿地(2006年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

全てが、じっとりとした、ミスト状の雨の中でずっと観てるような感覚だった。
、、、そんな病いがあるんすか⁈ 、、、そんなに堕ちぶれたりするんすか⁈、、、そんなに空は鉛のような色ですか⁈、、、そんなにアメリカを見下してるんすか⁈、、、そんなにタバコ吸い続けますか⁈、、、。
なんて感じで、なかなか映像に馴染めないまま観続けてたんすが、なるほど、そこは実際はそうなのか、など、ワザとボンヤリと伝えられてきた製作側の意図が分かったのは、最後の方でした。^^;
なんつーか、生きてる上で、ついつい善悪の2極の端と端に皆んな分布してるような錯覚をするけど、この映画観たら、明確に思い知らされる。人間なんて、善悪の二極の端と端にいる者なんて殆どいない! そのハザマで微妙に揺れてて、色々紙一重だったり、バレたくないから嘘をついたり、羨ましいから妬んだり、、そんなおぼろげな、あやうい存在なんだと!それにしても、ジトジト感が、、尾を引くんですけど〜!(笑)
ps:あの〜、羊の頭って食えるんすか⁈!!
、、、売ってるんすか⁈!! 衝撃でした!