黒人差別について考えさせられる作品。
ラストの優勝シーンなど意外とサラッと終わるので作品としては薄味に感じたが、
途中の会話シーンの深さが面白い。
極論にはなるが、この作品の球団オーナーみたいに、改革を起こすには、批判されても強行する実行力と、試練を背負う先駆者が必要なのだと感じた。
黒人に暴言を吐く敵選手に味方の選手が手を差し伸べたのも、その人の人格的な面もあるだろうが、チームに参加させ仲間意識を作り出したオーナーと批判に耐えイメージを変えた主人公の姿勢があったからこそなのだと感じた。
その上で、実力があったから認められた面もあると思うので、何でもかんでも上に押し上げれば良いというわけではないとも感じた。