ナオフェッサーX

42〜世界を変えた男〜のナオフェッサーXのネタバレレビュー・内容・結末

42〜世界を変えた男〜(2013年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

胸アツ映画でした。
黒人初のメジャーリーガー、ジャッキー•ロビンソンの実話に基づいたお話です。
民度の高い国と言われる日本でさえ、プロ野球のヤジといったらなかなかのものです。笑
当時1947年、メジャーリーガー400人の中、1人だけ黒人という過酷な状況の中、ヤジに差別に嫌がらせと、さぞさぞ想像を絶する屈辱を受けた事でしょう。
航空会社の人から飛行機に乗車する際に、あなたの体重で重くなるから乗らないでくださいといわれるシーンがありますが、航空会社までも当時は酷い差別をしていた事がわかります。
ジャッキーの試合中も、今となっては、絶対に言ってはいけない言葉「ニガー」を連発。観客だけでなく、相手チームの監督までが屈辱的な言葉で彼をあおります。見ていてハラハラしました。
やられても やり返さない勇気を持つ事の大切さと難しさ。
自らを律しながら実力を証明して行く事で、周囲の人の理解と調和が徐々に生まれていきます。彼の忍耐強さにじわじわきました。

ハリソン•フォードがドジャースの偉いさん役で登場しますが、はじめ気がつかなかったんです。汗
この役になり切る為に、ハリソン•フォードが透けて見えないように鼻と顎をつけた上での特殊メイクをする事を、ハリソン自らが提案し、さらにファットスーツを着込んでいます。このドジャースの偉いさんブランチ•リッキー役にハリソンは、ノリノリで挑んでいたようです。笑
と、映像特典も楽しく拝見しました。
インタビューを受けているハリソン•フォードはキュートでした。

タイトルの「42」ですが、ジャッキー•ロビンソンの背番号であり、大リーグで唯一の全球団共通の永久欠番だそうです。