ロードムービーだしセスローゲンが主役だし面白かった。
ラストの名前オチには「子供は約束のペンダントかなんかか？」って感じもするけど、まあこの親がそういうことしちゃう感じの親だというのは冒頭から提示されていたし、それが魅力でもあるので問題なし。
子供を1人の人間ではなく、自分の人生の一部として扱う。ともすれば毒親として批判されかねないキャラクターだけど、今作に関してその指摘は無粋。
そもそも子供への態度ってそういう倫理で綺麗に割り切れるものじゃない。
子供を作るまでの過程は間違いなく親の人生の一部だし、願いを込めた名付けだって自分の過去の投影の要素が少なからず入ってくる。
（ラプンツェルの脚本家なのだから、この辺りの歪みはまず間違いなく意図したものだろう）
