素晴らしすぎて感想どう書こうか考えてる。アケルマンが25歳でこの映画撮ったなら、自分何してるんだろうって落ち込んだ。
家事をしている演技がある映画はたくさんあるけど、家事を主軸とした映画はあっただろうか。
お湯を沸かす音、スポンジで浴槽を磨く音、照明のスイッチを押す音、家を歩き回るヒールの音、ルーチン化された生活音に心地よさを感じつつも、2日目→3日目とだんだん不穏なものになっていく。(そもそも何から数えて彼女の日常を「1日目」として切り取っているのだろう、、)
崩れていくのに明確な理由はたぶん無くて、感謝されたり報酬をもらえたりするでもない家事という労働を一人で淡々とこなす孤独さや、一生この生活が続いていく恐怖と絶望もあるのだと思う。
「おいしい」の言葉も無いし、毎日着る服も用意されてる息子見てるとイライラする。寝る前に「好きでもない人と寝れないな」と生活のため体を売る主人公に言う。
きれい好きかと思える主人公が、テーブルの上に粉かけて上からお肉まぶすの衝撃。そういえばキッチンにまな板置くスペース無いな、、