乙郎さん

ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地、ジャンヌ・ディエルマン/ブリュッセル1080、コルメス3番街のジャンヌ・ディエルマンの乙郎さんのレビュー・感想・評価

3.0
正直なところ良さがわかったとは言い難い。
日常における破綻の予感や、後半に行くにつれて無言の時間を映すことが増えることから、主人公の孤独や崩壊する内面を見てとることは可能だろうが、一方でかなり頑なに「向こう側」つまり彼女の内面に寄らない作品でもある。だから、何というか彼女の内面を決めつけるのは失礼なような、そんな気にもなってしまう。
乙郎さん

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