片腕マシンボーイ

六月の蛇の片腕マシンボーイのレビュー・感想・評価

六月の蛇(2002年製作の映画)
3.8
梅雨の時期になると観たくなる映画日本代表!
今年も梅雨になったら観よう思ってたら六月も終わる前に梅雨明けてまって…
梅雨中には間に合わんかったけど、六月中に滑り込み鑑賞!

マスターベーション盗撮された主婦が変態さんに露出散歩強要されんよ!って話

ってかさ、なんとか六月中に観ようと焦ってTSUTAYAで借りてきてさ、なんとか観終わって、セーフ!滑り込みセーフ!思ってたんやけどさ…
ふと部屋のDVDの棚に目向けたら「鉄男」と「野火」のBlu-rayの間に「六月の蛇 プレミアムエディション」っていうボックスセットのDVD見つけてしまったわ、持ってたの忘れてた…ゲラゲラ
もう自分が何のDVDやらBlu-rayやら持ってんのか把握できてないわ…

最近ではほぼ邦画ばかり観ているマシンボーイですがね、高校生くらいん頃までは洋画専門でしてん、そんなマシンボーイに邦画の面白さを気付かせてくれたんが塚本監督の「鉄男」、その「鉄男」が塚本エンタメ変態映画、「野火」が塚本風刺変態映画、そして本作「六月の蛇」が塚本アート変態映画、マシンボーイの中では三大塚本変態映画として認定されているのであります
「六月の蛇」、最も美しい雨映画であり、最も美しい青映画

そしてマシンボーイの書いたあらすじは表面的には本作を簡潔に説明しているが正解ではない、そもそも初めは塚本監督も本作を狂気のストーカーと人妻によるエロティックでグロテスクな背徳モノとして撮るつもりだったらしい
しかし、実際に完成した作品はと言えば、狂気のストーカーと人妻、そして悶える夫によるエロティックでグロテスクな究極の愛を描いた耽美的な変態映画なのであります
すなわち、粗い筋では本作の内面までもを言い表すことなどマシンボーイの文章力では到底不可能なのだ

恥辱を越え恍惚に浸り、恐怖を抑え愛が満ちる
降りしきる青い雨に撃たれる黒沢あすかのヌードは、グスタフ・クリムトやフランシスコ・デ・ゴヤ、エゴン・シーレによって描かれたヒロイン達を置いてきぼりにする美しさ!
あ、忘れてならん夫役の神足裕司さんな、なんでこの旦那なんだろうか…

あぁ、マシンボーイのところにも跡美しゅりちゃんが現れ変態プレイを強要してくれんやろか?
そうすればマシンボーイもしゅりちゃんのいじわるで可愛らしい命令に勇気をもって挑戦し美しく花開いてやるんやけどなぁ!ぺろぺろ

ただなんやかんや言ってますけど、やっぱり本作はさ、女性が見た方が理解が深そうな作品よなぁ、女子力高いマシンボーイもチンコついてるぶん流石に本物の女子ほどはヒロインの複雑な心境の変遷を理解出来てない思うわ…
旦那がチンコ握りながら悶えてた気持ちはよくわかるけどな!