映画好きのひとり語り

キャプテン・フィリップスの映画好きのひとり語りのレビュー・感想・評価

キャプテン・フィリップス(2013年製作の映画)
5.0
ソマリア海賊によるタンカー乗っ取り事件を映画化。誘拐された船長と海賊たちが見たものとは?
2009年4月、世界最大規模の海運会社・マースク海運に勤めるフィリップス船長(トムハンクス)は支援物資の食糧をアフリカのケニアへと届ける貨物船「マークス・アラバマ号」の舵を取るため、アメリカを離れオマーンへと向かった。そして場面は変わり、ソマリア人の痩せっぽちの漁師ムセ(バーカッドアブディ)は村のボスから金稼ぎをすることを強制され、怒りっぽいナジェ(ファイサルアメッド)と優しい性格のエルミ(マハトMアリ)、そしてメンバー最年少のビラル(バーカッドアブディラマン)を連れて海賊を行うための準備をしていた。フィリップス船長は、舵をとるアラバマ号は危険海域であるソマリア沖を航行しているために海上での訓練を行った。その後、ムセたちが乗ったボートがアラバマ号に接近したがフィリップスの機転により一度は離れる。だがムセたちが再び現れもう一度追い払おうとするがムセたちは侵入に成功する。アラバマ号は実質シージャックされてしまったのだ・・・。
2009年に起こったマースクアラバマ号事件をモチーフにした映画。タンカーの船長含めた乗組員側とソマリア海賊側のそれぞれのドラマが展開されていたとても味わい深い映画でした。キャストアウェイ以来のトムハンクスがピンチに陥る場面が見られたのも良かったです。