ホラー映画を久しぶりに観たいと思い、
死霊館ユニバースを復習。
アメリカで有名な心霊研究家である
ウォーレン夫妻の実際の事件を基にしたホラー映画であり、
その第一作となった本作だが、
洋画ホラーの幽霊・悪魔系で個人的に
一番のシリーズだ。
悪魔払いという作風でありながら、
幽霊描写にも富んでいる事が個人的に本作の好きな部分である。
又、ウォーレン夫妻の依頼の中で、
しっかり幽霊の仕業でない問題を解決している場面があるのも良かった。
ジェームズ・ワン監督の手腕による
ワンカットの長回しは、
日常場面に心霊場面ともに集中を途絶えさせない良い手法だと思う。
更にはエンディングクレジットで、
実際のウォーレン一家や
悪霊に取り憑かれたペロン一家の
写真が挿入される事によって、
より物語に真実味と恐怖感を与えているように感じた。
物語に関して言えば、
呪いのアナベル人形と悪魔がウォーレン夫妻の娘であるジュディを襲う描写があるのだが、
そのアナベルの参入が付け足しのように感じられた。
更に、未解決なまま終えられている伏線や問題がある事も、
この手のホラー映画としては疑問に思う。
ホラー映画としての恐怖感がしっかり
描かれた上で、家族ドラマとしての温かみも感じられる好きなホラー映画だ。
続編やスピンオフ作品も続けて鑑賞しようと
思っているが、
真夜中に観るのは考えようと思う。