ザリくん

死霊館のザリくんのレビュー・感想・評価

死霊館(2013年製作の映画)
3.6
ジェームズ・ワンが撮る超王道ホラー映画。
バランスが良く万人にオススメ出来る、見終わった時の満足感、しかし邦題がダサくて損してる。
ちなみに表紙にあるアナベル人形はストーリーにほぼ関係ない。

1971年に実際にイギリスであった心霊実話らしくドキュメンタリーとして進行する。
怪現象が次々と起こる屋敷に住む家族を助けるために、悪魔研究や霊視のスペシャリストであるウォーレン夫妻(死霊館シリーズのレギュラー)を始めとした人々が奮闘する話。現代版エクソシスト。

死ぬほど怖いわけではないが、映画が始まってからずっとこまめにホラー描写出してくれるので全く飽きずに見ることが出来る。カメラワークも仕事凄い。
単に邪悪なモノとのアツい戦いだけでなく、家族愛、夫婦愛も描くハートフルドラマ。
ホラー映画ってみんな不仲だったり精神上問題があったりしてやられていくのに死霊館は人間が温かくて純粋に頑張れーて気持ちになる。

怪現象が起こったらすぐさまスピリチュアルのせい!と決めつけるのではなく調査をしっかり行ってのちに祓いに移ってるのご都合主義的じゃなくて良かった。
熱観測機器を駆使してスピリチュアルなモノに対抗しようとするの近代的で好き。

登場人物は結構多くて最初横文字が覚えられなかった。
イギリスで幽霊屋敷が高く売れる理由が分かった気がする。
3回ノックは三位一体を馬鹿にしている!は笑った。
ザリくん

ザリくん