よーすけカサブランカス

死霊館のよーすけカサブランカスのレビュー・感想・評価

死霊館(2013年製作の映画)
4.2
相手はドアを急に閉めたり物を落としたりノックしたり、と序盤はやたら嫌がらせみたいな攻撃なのだが、このホラーあるあるを悪魔の行動の3段階のひとつ、という理屈をひねり出したのはさすがエンターテイナー、ジェームズ・ワンである。引いて考えればアホらしいギミックでも突き詰めればいい味付けになる。心を弱らせてつけ込むために、というのはなるほど、と思った。
中盤からの心霊研究家との対決も熱さが前面に出るのが彼の特色。LEDライトに跡が出るというギミックはまじかよ、と思いながらも上手く使われていた。
セイラム魔女裁判が念頭にあるとはいえ、5人姉妹はさすがにキャラが多すぎないかという点が(さらに心霊研究家の子も娘)気になったがかなり楽しめた。
個人的に良かったのは、洗濯物が風で飛んだとき霊の形が浮き出るところ。