Aya

ジンクス!!!のAyaのレビュー・感想・評価

ジンクス!!!(2013年製作の映画)
3.0
韓流物件。
思ったより韓国(韓国語)パートが多かった!

韓国からの留学生ジホは寮で1人でご飯を食べる地味子、楓に近付き、誕生日と血液型が同じ彼女に運命!と強引に仲良くなろうとする。
楓は服装や性格、恋愛スタイルの違いに最初は迷惑がるが、だんだんジホの強引さ、自分にはない魅力に仲良くなっていく。

そして楓には片思いの相手がいた。それに目ざとく気付いたジホは相手の男の子となんとかくっ付けようと「ロマンティックな演出」にこだわり、2人にそれぞれ恋愛指導をしてゆく。
が、自身の恋愛はあまり語りたがらない・・・。

冒頭のね、事故シーンね!
あんな静かに泣く韓国人初めて見たよw
これどれくらい韓国人スタッフが関わってるんでしょう??

ジホちゃんは独り言や興奮した時、寮のおばちゃんと話す時は韓国語オンリーなのですが(セリフの2割くらい)なんせ早口でw
聞き取るの必死でしたw
おばちゃんは日本人だったので発音がおしいかな?

おはなしはね、少女漫画みたい。
実は両思いの2人だけど、お互い表現ベタでなかなか付き合うまでいかない。

それに業を煮やした(てかなんでやねん!と強引に)ジホがなんとか2人をくっつけるためにアクション映画が好きで恋愛脳がほぼない2人にロマンティックなシチュエーションとミルダン(밀당/恋の駆け引き)を伝授!

というか、押し付けるんですよ!
一回誘われただけでOKしちゃダメ!とか合コンでは聞き役に徹する!等々・・・。
でも肝心の2人は地味同士だし、趣味も合うからわざわざこの女の言う通りに自分を変えなくてうまくいってたと思う・・・てか2人の個性を消してまで自分の信じる恋愛論の型にはめようとするとこが超ヤダと思った。

しかも2人にお互いに内緒で告白の練習!とかロマンチックの練習!とか別々に伝授するとか・・・お前がいない方がうまくいくよ!
そこが全力の善意っていうのが逆に怖い。

でもこういうひといるよね・・・。
自身の恋愛哲学を押し付けてくるひと・・・恋愛の形はひとそれぞれだと思うんです。

プラスいろんな映画のロマンティックなシーンを真似した自身の経験から、お前らにはそれが足んねえんだよ!と押し付けるのですが、そのセレクトする映画や場面自体は結構いいとこついてて。

「恋人たちの予感」のラストの告白セリフ、「エターナル・サンシャイン」の氷の上に寝そべる、「ラブ・アクチュアリー」のボード告白、「きみに読む物語」の夜中の横断歩道、「シザーハンズ」の雪をアレンジしたもの。

で、肝心の告白は「エターナル・サンシャイン」と「恋人たちの予感」の合わせ技です。
すげえ寒いっす。いろんな意味で。

でも全体的なレベルはそこまで低くないかな、と思いました。
強引なのも韓国女子の味、と思えばまあね。

で、男の子の方の友達でパーカー(落合モトキくん)が出てます!(すげえちょっとしか出てこねえ)
Aya

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