このレビューはネタバレを含みます
実在した殺し屋リチャード・ククリンスキーの半生を描いたもので、実話ベースなんで脚本的に面白いというものではなかったが、こんな人物がいた事実が興味深く、特に最後の脚注(ジャケがネタバレですが…)には驚かされた。。。
シアン化合物を水で溶かしてスプレーで噴霧する殺害方法は、最近殺害された人物をちょっと連想させて怖かった。。。
彼は一体何を守りたかったのか?家族?家族を養うお金?
足を洗うチャンスはいくらでもあったのに、
幼い頃に心に染み付いた憎悪はいつしか業となり、
憧れていた幸せな家族を持ち、それですら負のスパイラルと
殺人という背徳の行為によるある種の快感を消し去るには至らなかったということなのだろうか。。。
2017年91本目