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ANON アノンのoden8のレビュー・感想・評価

ANON アノン(2018年製作の映画)
3.5
あなたに観えている世界は、あなたが観ている現実ですか?

記憶ハックSF。記憶が管理されている世界の物語。その世界に心の安息はあるのでしょうか。

他者との記憶の共有。それは安直に考えれば、とても便利で効率的でシステマティック。
だけど、そこにあるのは支配という名の究極の束縛。管理が悪とまでは言えへんけど。何か大切なモノを奪われてる感覚に陥っちゃうよね〜ん。

視界に入ったモノのデータの演出はめちゃくそ好み。人の視界や記憶をコントロールすることによる、ミステリーも面白い。演出の上手さはなかなかの見応え。
ただ、ストーリーに些か奥行きがない様にも感じちゃうのが残念。

クライヴ·オーウェン氏の渋さと重厚感が、わりと好き。
アマンダちゃんは相変わらずの可愛さ。この方は、SFヒロインがよく似合う。何処か現実離れした雰囲気を感じるよねぇ。

大切な記憶は、大切な人とだけ共有できればいいよねん。

Cast(役者·キャラ) 3.5
Story(物語) 3
Architecture(構成) 3
Picture(画) 4
Acoustic (音) 4
22-466
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