Jiyong

美しい夜、残酷な朝のJiyongのネタバレレビュー・内容・結末

美しい夜、残酷な朝(2004年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

パク・チャヌクしか勝たんな!!
ぶっちぎりで良かった。

パク・チャヌクのシュルレアリスム的表現って、しっかり心情とマッチしていて見ていて気持ちが良い。
子供の「복수 할거야 」の一言から世界が反転したり平たくなったりして、イ・ビョンホンが妻と子供を誤認識?するという作りも好き。

三池崇史の作品は、ただただキモイ。夢オチだったとしても普通にキモイ。あそこで表現したかった男女というか、少女が支配する者に抱く間違った恋愛感情?みたいなものがキモイ。テーマが嫌。
姉と自分の同一性を求めていたのは自分自身だったんだろうけど、それを少女と支配するものという図で描くのがキモイ。

フルーツ・チャンの映画は、分かりやすいというかリアルにそのまま描いていた。社会派だし、本当にありそうだなあ…という恐ろしさがある。
若さを求めすぎたせいで、本来の目的を見失う女性の図。残酷だよなぁ。歳をとることの美しさを否定する女性や、国の政策や貧しさのせいで望まない妊娠が増える中国を批判している感じで、ホラーではなかったかな。
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