このレビューはネタバレを含みます
砂田監督のジブリの風景と密着
製作ドワンゴ。脚本監督砂田麻美。
こちらもずーっと見たかったドキュメンタリー。
影のジブリストである私。 日本のアニメーションを牽引するスタジオジブリ。
その先頭を走ってきた宮崎駿と高畑勲監督。二人の製作期のスタジオジブリのドキュメンタリーが映画公開されたという事で楽しみにしていました。
「夢と狂気の王国」で、鈴木プロデューサー、宮崎、高畑監督が並んで座っているジャケット。
砂田監督は、「エンディングノート」というドキュメンタリーで突破してきた女性監督さん。
ジブリをどう捉えるのか?楽しみでありました!
ジブリがいっぱいコレクション、ブエナビスタDVD鑑賞となりました。
まず、まあまあな作品だったかな。 本作のタイトル「夢と狂気」とうたってますが、
全然狂気は、感じません。監督さんが、狂気と思ったかもしれませんが、このドキュメンタリーみる限り伝わりません。
さながら
「「風たちぬ」のスタジオジブリにお邪魔させてもらいながら、周りの風景と音楽演出つけてみました。砂田監督のスタジオ王国を見た」という感じのドキュメンタリーでありました。
えーっと「狂気」だったら「ポニョ」のドキュメンタリーのほうが、よっぽど感じられます。
ドキュメンタリー的には、砂田監督がジブリに恐縮しているので、全然宮崎駿の何かを引き出したりとかいうじゃなく、 砂田監督が猫のように覗かせて頂いたドキュメンタリー
ある意味逆に一番見やすいジブリドキュメントかもしれません。
なんで、前二作のドキュメンタリーと比べると
音楽が多いなぁとか
高畑監督のドキュメンタリー全然魅せてくれないんで、もっと粘って欲しかったなぁとか(おそらく許可降りなかったとは、思いますが、
私にとっては、ですよ、演出で少し気になったとこありという感じ。
要は、
ジブリの中を魅せてよって
話なんで、
ジブリで働いている人を沢山魅せてよって話なんで、
話聞いてよ、衝突取材してよ!
そういう欲求は、かなり満たせてもらえてないので、
前二作ドキュメンタリーと比べると私はかなり不満足でありました。ドキュメンタリー的にも一番ソフトです。
特典映像がなんか唯一ドキュメンタリーっぽいんですよね、砂田監督の意図ある演出だと思うんですが、
私は特典映像の内容を含めもっと映像を整理、取材して欲しかったなぁ。
いや、 もっともっと「風立ちぬ」「かぐや姫の物語」の裏側を見せて欲しかったですね。
両巨塔のラスト作品ですからね、そこが残念でした。はい。厳しいようですが、、、。
中心は、「風立ちぬ」の製作ドキュメンタリー。宮崎駿のアトリエとジブリ内の模様です。
で、すが、。
素晴らしい瞬間やこんなとこ見せてくれるのという風景満載なドキュメンタリーとなっております。
声優庵野監督が決まる瞬間と周りスタッフの驚愕な黙りこくり
これ、素晴らしいですよね!ある意味ジブリが、露わになっている瞬間を切り取ってます。誰も庵野さんは、ちょっとダメですと言えない雰囲気ね、、、。ジブリの本質ですよ!このシーン必見。
鈴木プロデューサーの日常
映画館に出掛け、映画館内を演出。
ワーナーのチケット売り場付近、やや天井に近いワーナー有名映画だらけの写真看板をジブリだらけにしたいねーといってましたが、実際「風たちぬ」の時ジブリヒストリーになってました。
鈴木プロ、アニメフェスに行く
ジブリの打ち合わせ風景。
ジブリ内の販促会議みたいのも見れましたね、 これは貴重。確かにジブリ物販子供むけも良いですが、大人むけも開発お願いします。
「となりのトトロ」製作時の映像。(日本テレビのドキュメント)
鈴木、高畑、宮崎の関係
「風立ちぬ」への思い
こちらは宮崎駿のパーソナルな思い、本作一番宮崎駿の私情を表現してます。それがラストの完成試写の宮崎駿の一言につながると思います。
ジブリ、アトリエでの宮崎語録。変わらずの宮崎語録。
鈴木プロ、完成後、プライベートでワンピースシャツを訳ありで着る
とうとうありました。
さて
砂田監督の覗いたジブリ風景
砂田監督のジブリの風景と密着
ジブリファンは、ぜひ!