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恋人たちは濡れたのyaaaのレビュー・感想・評価

恋人たちは濡れた(1973年製作の映画)
4.0
感覚の映画。

原っぱでの青姦カップルとの未知との遭遇。
彼女紹介されたらそくレイプ未遂。
町中を疾走する着物の絵沢萠子(本人様はとってもええ人です)
&アクロバチックな自殺未遂。
きらきら光る海岸での強姦実況。
なぜ?の馬とび。
唐突のラスト…

迷シーンのオンパレード。脚本のト書きでそう書いたのか、現場処理なのか気になる天才の閃き度。

海岸ぶちの田舎町に青年がやってくる。町の人は東京へ出て行った若者だろっと知っている。しかし、彼はその人物ではないと言い張る。
ふわあ~としたスジはあるが明確な目的に向かっては進まない。が、突然のラストでジワァ~と挫折的な話は浮かんでくる。

一概には言えないが、ロマンポルノは男女の心の距離感や肌のぬくもりの切望を限られた時間でドラマでつづる。
神代辰巳はごたくならべないで直球勝負。感覚で迫る。
ぶるるんとした乳房をムギューと掴んでその瞬間だけに酔いしれたいというのは伝わるぜ。

訳わかんねぇ。つまんねぇ!か、チョーおしゃれー!となるかのギリギリラインの観る人選ぶ作品。
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