サラリーマン岡崎

トリック劇場版 ラストステージのサラリーマン岡崎のレビュー・感想・評価

2.8
シリーズラストなのに、シリーズの中で一番つまらなかった…。
TRICKといえば、田舎のとある村で複数の魔術師たちが、予想だにしない魔術に見せかけた手品を見せ、その中で殺人事件が起こるのが定番。
田舎のとある村という非現実的な場所で、閉塞感のある中で、
ちょっとしたホラーのような体験をしながら、
「予想だにしない」トリックに疑問を持ち、
それを山田が解決する時の爽快感がたまらない。
(「全部お見通しだ!」の爽快感)

今回は海外へ地は移動するが、逆に海外だし、結構大きな企業の依頼として山田と上田はその地に行くので、
閉塞感があまり感じられず、いつも感じているホラー感が少ない
(いつもは毎回その村の人が二人を連れてくるので、そこから帰れないかもというホラー感がある)。
そして、トリック自体もあまり驚くべきことがあまりない…。
海外という点ではスケールが大きくなっているが、
どこかスケールが小さく感じる。。。
そして、いつも依頼人たちの結構壮大な人生がその事件の背景にあるのも、
いつもスケールが大きく感じる1つの要素だったが、今回はそれもない。

変にラストだから海外に行かなくても、
いつも通りの流れでラストをやってほしかったな。。。