ゴン吉

るろうに剣心 伝説の最期編のゴン吉のレビュー・感想・評価

4.0
和月伸宏のコミックを原作として実写映画化した「るろうに剣心」シリーズの「京都編」の2部作の後編。
前作に引き続き大友啓史監督がメガホンをとり、佐藤健が主演、武井咲がヒロインを演じ、江口洋介や神木隆之介、蒼井優、土屋太鳳、福山雅治、藤原竜也らが共演。

時は1878年。
かつては官軍の暗殺者で「人斬り抜刀斎」と恐れられた緋村剣心(佐藤健)は、彼の仕事を引き継いだ志々雄真実(藤原竜也)の日本征服の野望を打ち砕くため、敵の戦闘艦に乗り込んで戦いに挑むが、敗れて海に転落。
浜に打ち上げられた緋村剣心は、偶然にも師匠(福山雅治)に助けられ、志々雄を倒すべく修行を積み、再び志々雄に挑むが..... 

佐藤健のスピード感あふれるアクションが楽しめます。
志々雄は、剣心を含む四人の剣豪が協力して挑んでも太刀打ちできない最強のヴィラン。
それ故に歴史に翻弄され人に裏切られた志々雄の人生や最期には切なさを感じます。
「地獄で会おうぜ 待ってるぜ」 
前作で行方不明や死んだと思っていたキャラ達が沢山生きてる一方で、再登場させる意味が感じられない者もおり、一工夫欲しかったです。
とは言え、前編では描き切れなかったロマンスも楽しめる見ごたえのある作品です。
「薫殿 ともに見送ってくださらんか?」
「抜刀斎は死んだ 幕末の亡霊と共に..... 侍達に敬礼!」 

2022.9 地上波・日テレで鑑賞(金曜ロード)
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