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スーサイド・ショップのsensatismのレビュー・感想・評価

スーサイド・ショップ(2012年製作の映画)
1.5
2020/54
フランスなんて自殺とは無縁そうな国なのになぜこの映画が世に輩出されるのだろうか?と疑問
調べたら、2016年のデータによるとフランスは10万人中17.7人が自殺しているらしい 
対して日本の自殺率は18.5人だから日本と同じくらいには自殺者がいるのかと思ってびっくり

自殺ショップを経営するお父さんの名前が三島由紀夫を意識したミシマだったり、自殺グッズとして刀が販売されていたり、自殺方法としてハラキリを推奨していたり、所々で日本の印象が残る 日本は自殺大国と言われているので「日本=自殺」のイメージがフランスでも先行しているのかなと想像した

アラン以外の家族は死にたいと願っているのに自殺を望む人たちに死を提供しなければならず店を閉めるわけにはいかないので生きなければならない 自分の死を犠牲にして死を提供するっていう皮肉がきいているなと思った

ストーリーはかなり単純
日々絶望を感じて自殺者が溢れる世の中で経営される自殺ショップ 生まれた時から笑顔が絶えない生に希望を見出すアランに家族が感化されて自殺ショップがクレープ屋に!みんなハッピ〜はいおしまい!みたいな流れ
家族の愛と性愛が生への希望になる
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