アキラナウェイ

ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!のアキラナウェイのレビュー・感想・評価

3.6
サイモン・ペッグ+ニック・フロスト+エドガー・ライト×おバカ要素=お も し ろ い!

この公式、テストに出ますよ。

うちの近所のGEOで、なかなかお目当てのDVDが見つからない理由が判明。ジャケットの背表紙の日焼けがひどい。色褪せているのでビールを彷彿させる黄色の背表紙を探しても、ほぼ真っ白なので見つからない。「あった、あった」と思わず独り言。

ロンドンに住むアルコール中毒のゲイリー・キング(サイモン・ペッグ)は、高校を卒業した最高のあの日を再現する為、20年ぶりに親友4人を招集する。あの日成し遂げられなかった、街のパブ12軒をハシゴ酒して、最後の一軒The World's Endを目指す事。しかし、久し振りに訪れた故郷を懐かしんでいると住人の様子が何処かおかしい…。

やってみたいなぁ〜、12軒ハシゴ!12パイントのビール飲んだらベロベロになるよね。

親友4人のメンツにはニック・フロストは勿論、マーティン・フリーマン(ワトソン!)やエディ・マーサン(中年なのに可愛い)、パディ・コンシダイン(すみません、この方だけ、どなた?って感じ)とおもしろメンバーをキャスティング!ナイス!

残念なのはニック・フロストが弁護士役でお堅いキャラな事。今回おバカ担当はサイモン・ペッグ、ツッコミがニック・フロストといういつもと逆の配置なので、今ひとつ勢いに欠ける。酒の力でニック・フロストも壊れていくから徐々におもしろ度は上がるけど、やっぱりおバカ担当はニック・フロストでしょ?

そして、ストーリーは果てしなく完全予想外の方向へ。

何も知らずに観たからこれはこれで面白い!今回はアクションもカッコイイ!

12パイント飲みきるまでゲイリーはビールジョッキを手放さず、最後に酔っ払いながらで繰り広げる「奴ら」との問答は笑える。

小気味良いカット割り、センスのある場面切り替えはいつものエドガー・ライトテイストで、飽きさせず物語に惹きつけてくれ、ラストは完全別映画へと更にぶっ飛んでくれる。パブでの「奴ら」とのバトルはショーン・オブ・ザ・デッドの印象と被るのは少し残念。3部作の中ではホット・ファズが1番好きだな。

レビューも書いた事だし、ここらでフィルマのお友達の皆さんで12軒ハシゴ酒行きましょか。