乙郎さん

渇き。の乙郎さんのレビュー・感想・評価

渇き。(2013年製作の映画)
2.5
 どうしようか。『下妻物語』以降の中島作品はすべて観ているし、そのどれもに良い評価を下してきたのだがここにきて黄信号。もちろん、今の日本映画に一石を投じる役割を果たしているとは思うし、無価値な作品とは思わないが、ただ残念。
 この映画、常にff(フォルテッシモ)で、時折ffffffff(フォルテッシシシシシシシシモ)くらいまで行く映画。殴る効果音がやけにリアルだったり、音楽の繋ぎ目をスムーズにしてDJ感覚を醸し出しているあたり、音響による生理的反応を促しているように思う。時折音響を不快だと感じたとしても、それは向こうの思う壺なのかも。
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