こしあん

渇き。のこしあんのレビュー・感想・評価

渇き。(2013年製作の映画)
2.8
クズ、ちょいクズ、クズ中のクズ、悪魔的クズ……登場人物の9割がクズ。いろんなクズたちのエレクトリカルパレード…笑
ずっと不快で本当にイヤな気分になりましたが、飽きさせずに見せる映像や音楽、演出はわりと好きかな。でも、めまぐるしく切り替わるショットや独特のカメラワークにやりすぎ感があって(特に序盤)、見づらくて疲れました……。

ボクが水に沈んでいくアニメーションシーンとかは好きですね。

役所広司演じる主人公の藤島がひたすらクズで不快感のカタマリだった。
「クソがッ!」って言いたいのはこっちじゃあ。
藤島のところに、『来る』のアレが来ちゃえばいいのに!

「ゴミは周りに悪臭を振りまく
 ゴミは無垢で美しいものを穢す」
オダギリジョー、カッコよすぎ!
まぁまぁクズですけど。

いつもチュッパチャプスをなめながらニヤニヤしてる妻夫木聡、なんかホッコリする。
まぁまぁクズですけど。

終始不快で救いもカタルシスもない。
これは相当、観る人を選びますね。
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