映画漬廃人伊波興一

終わりゆく一日の映画漬廃人伊波興一のレビュー・感想・評価

終わりゆく一日(2011年製作の映画)
2.5
トーマス・イムバッハ「終りゆく一日」

日本では聞き慣れぬトーマス・イムバッハという名。
かくいう私も初耳です。

ドキュメンタリー映画は少なくともミュージカルよりは好きな映画ジャンルです。
実際カネフスキーの「動くな、死ね、甦れ」もキアロスタミの「クローズアップ」もジュリアン・ベネディクトの「JAZZ SEEN カメラが聴いたジャズ」の3本は唸りました。
わが国の小川紳介や佐藤真、森達也、小栗謙一らの映画作家らの作品にも全部観ているわけではありませんが(劇映画に比べてドキュメンタリーって本当に観る機会が少ないんです)敏感なつもり。
原一男やマイケル・ムーアには時々戸惑いは感じましたが退屈した覚えはありません。
水俣問題を追い続けた土本典昭の作品は未見ですがいつかめぐり逢うチャンスを絶対に逃がさないつもりです。

考えてみれば結構な刺激を受けてきた筈なのに「終わりゆく一日」には何故あまり熱が上がらないのか?

私が上記に挙げた作品が好きな方で「終わりゆく一日」が良かった!と言い切れる方がいらしたら教えを請いたいです。

私にはまだ備えられない咀嚼力があると分かれば幸いです。