ストーリーは「天空の城ラピュタ」をアレンジしたようなもの。よく言えば王道、悪く言えば汎用で個性がないという感じ。ツボを押さえている感じはいいけどもう一癖あってもなぁ、と感じるかも。 ただ恋愛の描写より信頼の描写が重点的に描かれていたのは良かった。クライマックスでエイジがイザムラに放った台詞にはしびれる。
でもビジュアルはおもしろい！上下がくるくる変わるカメラワークや風景の美しさなど、見ていてなかなか飽きることはない。空を見上げるシーンや空に落ちていく浮遊感は何度も見返したくなる。
あとは声優さんの演技も評価点。イザムラは土師氏の演技のおかげでグッと存在感が高まっている。あの声、あの演技じゃないとイザムラはイマイチパッとしないボスになりそう。そう思わせるくらい土師氏の演技は凄みがある。
王道のボーイミーツガールなファンタジーが好きな人におすすめ！
