50年代に製作された「マックィーンの絶対の危機(ピンチ)」を、「ショーシャンクの空に」「グリーンマイル」「ミスト」のフランク・ダラボンが脚本を務め、ダラボンとは「エルム街の悪夢3/惨劇の館」でもタッグを組んだ「マスク」や「イレイザー」「スコーピオン・キング」のチャック・ラッセルが監督を務めてリメイクしたパニックホラーです。
アメリカの田舎町の森の中に突如、空から隕石が落下してくる。それを目撃したホームレスの老人が隕石の中から現れたアメーバ状の物体を枝で突くと、物体は老人の手に引っ付く。チアリーダーのメグとアメフト部のポールが車で初デート中、突如飛び出してきた老人をはねてしまう。老人を追い掛けて来た不良青年ブライアンと共に二人は老人を病院に連れていくが…というストーリーというストーリーになっています。
何回目かの鑑賞ですけど、やっぱり面白いですね。田舎町に突如現れたアメーバ状の生物が次々に人を喰っていくというストーリーですが、最初から最後までダレ場がなくテンポよく進んでいきます。主人公かと思われたキャラが序盤で呆気なく退場したり、女子供も容赦なく食われたりと予測付かない容赦ない展開も魅力的ですね。初見が子供の時だったので、子供が食われるシーンは本当に衝撃的でした。保安官も重要キャラかと思わせて食われるシーンもなくいつの間にか退場してたのもビックリ。
ブロブもアナログな特撮で表現されてますが、それがグニュグニュグチャドロした生物感出してますね。排水口から飛び出て顔に張り付いて、そのまま頭から排水口の中に引きずり込んでいったり、触手伸ばして人間絡めとったり、イソギンチャクみたいな口見せたりする形態変化と暴れっぷりと喰いっぷりも、上記の様に女子供にも容赦しない見事な喰いっぷり見せてくれます。電話ボックスごと取り込んでガラス割れて一気に中に雪崩れ込んでくるシーンも圧巻でした。取り込まれて吸収される途中の犠牲者のドロドロと溶けていく姿や、顔半分溶かされたり手足溶かされた犠牲者などグロテスクでインパクトあります。
不良少年ブライアン役をマット・ディロンの弟ケヴィン・ディロンが演じてたり、「SAW」シリーズのアマンダ役で今は有名なショウニー・スミスが金髪チアリーダーで行動力と正義感があって後半戦うヒロインとなるヒロインメグ役を演じてて何だか新鮮に感じます。また、ダラボン作品常連のジェフリー・デマンも出演してます。
後半では宇宙から来たと思われたブロブの意外な正体が明らかになったり、「クレイジーズ」みたいな防護服部隊が現れたり、ブライアンが軍隊に追われてバイクアクション繰り広げたり、爆発シーンも出て来てアクション的にも見応えありましたね。最初は失敗した橋をバイクで飛び越えるチャレンジを後半成功させる所は分りやすい伏線張られてて予想できるとは言えやっぱり盛り上がりますね。
クライマックスでは巨大化したブロブが暴れまわるシーンもダイナミックな特撮と相まって怪獣映画を思わせるシーンになってましたね。逃げる群衆をブロブが追い掛けるシーンで、触手で絡めとられる住人や軍隊が映ったり、こけた住人を触手でビタン!と叩いてペラペラになるシーンはコミカルでちょっと面白かったです。
降雪機を積んだトラックでブライアンが突っ込むも跳ね返されて横転して危機に陥り、そこにメグが助けに向かう展開もお約束ながらハラハラさせてくれて楽しいですね。
ラストのオチもモンスター映画お約束のオチで終わる所もイイですね。
見事なまでの特殊効果とテンポの良さで楽しませてくれる80年代傑作モンスターパニック作品だと思います。モンパニ好きは一見の価値ありですね。